2年国語「スイミー」
2年生は国語で「スイミー」の学習をしました。そのまとめとして、みんなでスイミーの考えた大きな魚を作ることにしました。作者のレオ・レオニさんのスタンプを使った赤い魚をヒントにダンボールで赤い魚の兄弟たちを作り、ぺたぺたスタンプをおしていきます。同じ向きで、本に書かれている“みんなもちばをまもって”泳ぐ魚の姿をイメージします。
次にクレヨンで海の生き物を描いていきます。1匹だけ逃げたスイミーに元気を取り戻してくれた生きものたち。にじ色のゼリーのようなくらげ、水中ブルドーザーみたいないせえび、うなぎ等、お話にでてきた生き物を思い思いに描いていきます。
途中で、スイミー応援隊の旗を、もった魚たちが、あちこちに・・・
最後に追い出した大きな魚(まぐろ)をハンドスタンプで仕上げて、完成です!
もう一つのまとめの学習は「音読発表」です。グループに分かれ、場面ごとに気持ちを込めて読みます。
その後、1年生の教室へ行き、1年生は「つぼみ」2年生は「スイミー」をお互いに発表し合い、お互いのよかったところや、感想を伝え合いました。
スイミーの学習を通して、子どもたちが困ったことや自分一人では難しい出来事にぶつかった時、“スイミーは考えた、いろいろ考えた、うんと考えた”ように、仲間と力を合わせて、乗り越えていく知恵と勇気を育ててほしいと願っています。また、スイミーは1匹だけ、からす貝よりも真っ黒、という自分だけの強みが、「ぼくが目になろう」という最後に生かされたところに子どもたちと大きく共感しました。「目がなかったら、魚に見えないよ」「そこから、スイミーはみんなにいろんな指示をだしたんだね」と授業で話し合いました。
一人ひとりの良さを認め合い、目標であった、「なかよく、力を合わせて活動する」ことができました。スイミーのように、みんなでだからこそできた大きな魚は、2年生の姿そのもののようです。
東星学園小学校