中高部では、全学年とも週に1時間、『キリスト教倫理』の授業があります。この授業は宗教科の免許を持った教師、教会の神父様、校長が担当し、聖書を主とした教材として用いています。
しかし、学校の授業ですから、教会の日曜学校や入門講座と異なり、信仰へと導くものではありません。もちろん、信仰を持つことを妨げるものではありませんが、それよりもこの授業で大切にしていることは、福音を生徒たちに知らせることです。
その福音とは、人間は一人ひとり異なるけれど、みんな神様の最高傑作。あなたも神様から「息のかかった人」。神様は一人ひとりに特別な良い計画を立てている。だから生きていくことに価値がある。
そんなことを伝える時間です。
毎週月曜日の朝に全校で集い、聖書の言葉を心静かに聴き、校長の講話を通じて、その精神を高めていきます。まず、生徒が 聖書の朗読を行い、校長がその解説をします。聖書中の神様の言葉を聞いて、自分の心の糧になるものをいただき、日常生活 に生かしていきます。最後には聖歌を全員で歌います。
また、聖書朝礼委員会は、ヨゼフ祭の開祭式、聖書朝礼の準備、クリスマス会の企画・準備等、大切な宗教行事を実施する上で なくてはならない委員会です。
オンラインによる英会話の授業、語学研修、夏期講習、ESSなど、主体的な言語活動に取り組むことで4技能の向上を目指します。
教科書を読み解く授業の他、グループワークや学年を超えたビブリオバトルなどを行い、発言する力や表現力を養う授業を行っています。
基礎クラスは基本的な内容にしっかり取り組み、発展クラスは演習問題を多く取り入れて実力が身につくような授業展開をしています。
覚えるべき用語を示しつつ、デジタル教材などを用いて「なぜ」「その結果は」など内容理解に重点をおいた授業を行い、論理的思考力を養います。
実験を重視し、実験技能と科学的な思考力を育成します。ICTを利活用し、実験結果の共有やデジタルコンテンツなどで視聴覚的な理解を促します。
合唱祭やクリスマス会での全校ハレルヤコーラスに向けて主体的に練習に取り組み、表現力を養います。発表を多く取り入れています。
作品制作を中心に物の見方を学び、表現力を磨きます。グループ制作では互いの能力を認め、作品を完成させることにより協調性を身につけます。
「運動は楽しい。」と感じること、互いの技能を認め合うことを土台にし、各単元で協力をしながら、技能・体力の向上を目指します。
技術では、ものづくりを通して体験的な学びを行います。家庭では対話や実習などを通して生活を科学的に見る目と、生きる力を育みます。
通常の授業に加え、入試対策の演習も充実しています。読解力だけでなく表現力の向上も目指し、スピーチの原稿作成や発表等も行っています。
1年次の国語総合では国語の基礎力をつけ、2・3年次は読解力をつけるとともに、論文作成などを通し、論理的思考力・表現力を養います。
1年次は必修で、2年次からは選択になります。3年次では入試対策のための科目があり、入試に対応できる実力を養います。
覚えるべき用語を示しつつ、デジタル教材などを用いて「なぜ」「その結果は」など内容理解に重点をおいた授業を行い、論理的思考力を養います。
社会に参画するのに必要な能力を身に付けます。話し合いやプレゼンテーション等を随時取り入れ、能動的に授業を「作り上げる」ことも意識しています。
ICTを利活用し、実験結果の共有やデジタルコンテンツなどで視聴覚的な理解を促します。演習科目では、実験に必要な個々の技能を高めます。
芸術科では音楽・美術・書道のいずれかを選択。作品制作・演奏を通して、表現力・想像力を磨き、芸術のよさや美しさを感じ取る豊かな感性を養います。
中学時代に培った技能を発揮できるように、主体的に練習方法を工夫し、ゲーム実践します。豊かなスポーツライフの定着を目指します。
対話のある授業や実験・実習を通して生活を科学する目を養い、生きる力を身につけ、生活をよりよく工夫する能力と実践的な態度を育てます。
1年次では基本的技能の習得、3年次の選択では受験を見据えて、ICTを活用したプレゼンテーションスキルを向上させます。また、簡単なプログラミングを行います。
全学年にわたっての中心的なテーマは「愛−生命です。 教科を超え、諸行事と関連させ、生命の尊厳、人間の関わり、集団形成、人をとりまくさまざまな環境要素などについて体験的に学びます。将来、社会の一員として必要な自主性、創造力、協調性、責任感、思いやりなど教科活動だけでは充分つけられない力を養います。
福島での被災地ボランティアでは、現地の視察・被災者の方々との活動などを通して福島の現状を知り、問題点などにも気づくことができます。また、赤い羽根共同募金活動や老人ホームのバザーのお手伝いなども行っています。
全校で取り組む掃除の時間は、沈黙で行われています。掃除の時間であると同時に、沈黙であることによって、深い気づきや出会いの大事な時間となります。特別教室などは縦割りで行うことで先輩や後輩との関わりを深めることができます。
放課後、希望者を対象に「華道草月流」「ESS」の講座を開講しています。華道は4月に行われるヨゼフ祭で作品の展示発表を行っています。多数の生徒が積極的に参加しています。
多くの学校行事やクラスワークを運営しているのが、それぞれの企画委員です。どの委員会でも生徒たちは主体的に取り組み、学習旅行、ヨゼフ祭劇、写生大会、合唱祭、入学式、卒業式など、各行事を意義あるものにしようと活発に活動しています。
中学3年と高校2年で実施。行き先だけでなく、内容まですべて自分たちで決めていきます。目的地の風土、文化、歴史などからテーマを考え、意見をまとめ、旅を創り上げて行くのです。現地で人との関わりを体験的に学ぶ、活気ある貴重な伝統行事です。
東星学園では高校生の希望者対象に1月~3月の約3か月間の海外留学を実施します。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの中からの自己選択制です。語学力の向上のみならず、異文化社会に実際に身を置くことで、価値観の多様性に触れ、将来に向けた幅広い視野を身につけられます。