東星学園では、希望する高校生を対象に、福島県南相馬でのボランティア活動を2014年から実施しています。今年度は、7/29から8/1までの3泊4日で実施しました。
1日目は、宮城県山元町にある震災遺構中浜小学校を訪問しました。事前の準備や度重なる偶然によって児童たちが無事に避難することができた経緯を、ガイドの方がお話してくださいました。


2日目は、活動開始前にカムチャツカ半島沖の地震による津波警報が発令されたため、行程を一部変更することになりました。朝に津波注意報が発令され、細心の注意を払いながら活動を開始しました。
午前は、福島や原発事故を伝えるアート作品を展示する「おれたちの伝承館」と、南相馬で栽培した唐辛子を使用した商品を製造・販売する小高工房を見学しました。午後は南相馬市消防・防災センターを見学しました。
途中、施設の見学中に津波警報の緊急速報が鳴り、一同に緊張が走りました。前日に震災遺構を見学したこともあり、生徒たちは不安な様子で過ごしていました。私たちは津波のリスクと隣り合わせで生活しているのだということを改めて考えさせられました。


3日目は、前日に警報から切り替わった津波注意報の影響で見学できない施設があったため、行程を一部変更して、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町の現地視察を行いました。中間貯蔵事業情報センター、とみおかアーカイブ・ミュージアム、特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま、廃炉資料館などを見学しました。津波の恐ろしさや、原子力災害がもたらした社会の分断、現在進められている除去土壌の処理や廃炉作業について学ぶことができました。


4日目は、カリタス南相馬に隣接する旧さゆり幼稚園の敷地で実施される夏祭りの会場準備として、掃除や草むしりを行いました。


4日間を通して、震災や原発事故のことを知り、現地の方々とふれあう貴重な機会となりました。現地で経験したこと、感じたことを、多くの人たちに伝えてほしいと思います。
宗教部