総合学習の時間で、株式会社LIFULLより講師の方をお招きして、「エイジズム」について、講話とワークショップを通じて学びを深めました。
「エイジズム」とは、年齢による偏見や差別を意味しています。
【age(年齢)とism(主義・~にとらわれる)を組み合わせた言葉】
○○歳だから○○なことはやめておきなさい。
若いのだから、○○できるでしょう。等があります。
生徒にとっても全員が初めて聞いた言葉でした。
ジェンダー差別、人種差別と比較すると認知度が低いですが、無意識に偏見や差別につながることもあり、エイジズムに意識を向けることは大切なことです。
そのようなことに気が付きながら、後半は身近にあるエイジズムについて各自が考え、グループで話し合い、最後にひとつのテーマを取り上げてどうすればエイジズムが少しでも無くなっていくのかを発表し全体でシェアしました。
ある班は
「年齢によって観るものを制限される(実年齢に対して低年齢向けのアニメ等)
というエイジズムを無くすためには
年齢問わず沢山の人々が
互いの好きなものを尊重し合えばいいと思う。」
また別の班は
「高齢者は頑固、気難しいというエイジズムを無くすためには
みんなが
高齢者の人たちと関わる機会を作るといいと思う。」
と発表しました。
多様な価値観にあふれている世の中において、無意識に行ってしまう偏見や差別がある。
そのことに気が付けただけでも大きな学びとなったのではないでしょうか。
みなさんも身近にあるエイジズムについて考えてみましょう。
中3担任