11月8日(金)、東星学園高等学校の1年生と2年生は校外学習に行ってきました。各学年の様子をご覧ください。
<高校1年生>
高校1年生の校外学習は環境問題・戦争・自然災害の問題について、考察をすることを目的としています。東京都廃棄物処理場では、実際のゴミ処理の様子や埋立処分場内の見学をしました。残り少ない埋立地を前にして、日常生活でのごみの問題について考えるきっかけをもらいました。
第五福竜丸展示館では、ビキニ環礁での水爆実験の被害について学びましたが、今なお核兵器を保有している国があり、この核の脅威についても学びました。
「第五福竜丸は、核のない未来に向かって、今も航海中です。」という学芸員市田真理さんの言葉で締めくくられた説明はそれぞれの心に響いたことと思います。
東京大空襲・震災資料センターでは、実際に亀戸に住んでいて大空襲の際に家族と逃げ延び体験談を伺い、戦争は何ももたらさないだけでなく、当たり前の日常をすべて奪っていく、一度始まってしまえば止めることが出来ない事などを知ることができました。
最後に訪れた横網町公園(東京都慰霊堂・復興記念館)では、関東大震災の被害について学びました。地震大国である日本で生活をする上で、防災意識の高さが求められています。
同時に災害発生時にはデマ等に惑わされることなく過ごすことの大切さも学びました。
秋晴れの中、多くの学びを得た一日を過ごすことができました。
高1校外学習担当
<高校2年生>
高校2年生は、足尾鉱毒事件と田中正造の思想について学習をしました。
当日は、日光市足尾地区の山を訪れ、植樹活動をしました。
朝は氷点下5度の冷え込みによって氷が張ったとのことでしたが、到着時には暖かい日差しと爽やかな青空の下で植樹をすることができました。
その後、足尾環境学習センターと足尾銅山の坑道跡を見学しました。
渡良瀬川の上流から下流にかけて広範囲に及んだ公害の悲惨さと、もとの自然環境に戻す責任の重さ、そしてその使命の尊さについて学ぶことができました。
高2校外学習担当