7月11日(火)、芸術鑑賞会が行われました。
場所は『新国立劇場』、演目は『ラ・ボエーム』でした。
生徒たちは、事前授業用のDVDや冊子によって、しっかり事前の準備をして当日を迎えました。
舞台は1830年代のクリスマス・イブのパリ。
お針子のミミと詩人のロドルフォを取り巻く、愛と青春の物語です。
2人の運命の出会いを豊かに表現した、互いを知り合うために歌われたアリアは、観ているこちらの心が揺さぶられる思いでした。
また第2幕のクリスマス・イブのカルチェ・ラタンの、にぎわう群衆の様子がとても楽しく盛大で、その中で歌う子どもたちの合唱も素晴らしく、たいへん感激しました。
最後、今際に友人たちと愛する人に惜しまれながらも、ミミが天国へ旅立つシーンは、オーケストラの劇的な旋律も相まって、感涙せずにはいられませんでした。
普段は敷居が高く、なかなか見ることの出来ないオペラ。
生徒たちは、さまざまな学びがあったと思います。
生徒たちの今後の豊かな実りの種になっていきますように。
宗教部