中学校・高等学校

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研究授業「火星移住計画」討論会をしました 中学3年 理科2分野

投稿日2020/10/23

・授業の概要

「クラス全員で火星に移住する計画を立てる」という授業を2時間にわたり行いました。

 

事前に、「推し惑星プレゼン」を行い、それぞれの生徒が自分の好きな惑星について面白く、個性的なプレゼンを見せてくれたばかりでした。

 

その際、「火星に移住できるか」という話になり、今回の授業にと発展しました。

 

地球以外の惑星に住むために、我々人類が必要な環境の要素を4つに分け、それぞれ担当の班に分かれ責任者という立場で話し合いを行いました。

具体的には「水」「温度」「空気」「+α」の4つの班です。

 

「+α」は各クラスでより豊かに暮らすために必要なものという観点で自由に決めました。

 

火星は地球と環境が近いといわれているとはいえ、どの要素もとても過酷です。

 

様々な最新の科学技術を調べたり、地球環境と対比したりしながら、どうしたら住めるようになるかを考えてまとめ、計画についてクラス全体で話し合いました。

出来上がったロイロノートのスライドです。これを基に討論会をしました。

 

 

・生徒の様子

人数・期間・荷物の積載量などに基づいて、一生懸命調べてとてもリアルに試算していました。発表まで1コマのみの準備時間だったにも関わらず、多くの生徒が家や放課後に残り調べてきて、中学生とは思えないほどのハイレベルな内容まで踏み込んでいました。

 

討論会では各班が行ったプレゼンに対して鋭い指摘をしたりそれに答えたり、お互いに譲歩しつつ皆が納得のいく点を探していました。

 

調べ始めてすぐの段階では火星には移住できないという文献をいくつも発見して全体に諦めムードが流れましたが、調べていく中で発見した最新の科学技術を軸に、移住を可能にするための段階をまとめていきました。話し合いの最後には「移住できそうだ」という声が多く聞こえ、情報に惑わされず、自分で考えて自分の意見を持つ力に感激しました。

 

別のクラスのものです。

 

1組は熱が入り延長戦に突入しました。一方で話し合いが終わったクラスでもまた別のお題で話し合いをしたいという声もありました。色々な角度から教科、学習内容の垣根を越えて吸収し議論をすることを楽しいと感じてくれたら嬉しいです。

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