News

被災地ボランティア

投稿日2024/8/3

東星学園では、希望する高校生を対象に、2014年から福島県南相馬でのボランティア活動を行なっています。今年度は、7/29から8/1までの3泊4日で実施しました。

1日目は、福島や原発事故を伝えるアート作品を展示する「おれたちの伝承館」と、南相馬市消防・防災センターを見学しました。

2日目の午前は、南相馬市のブドウ園「コヤギファーム」で除葉のボランティアを行いました。除葉とは、房の周辺の葉を取り除く作業です。風通しを良くして病気を防ぐ効果があります。

マタイ福音書にある「『ぶどう園の労働者』のたとえ」の登場人物のように、暑さに負けずに一生懸命作業に励みました。

2日目の午後は、宮城県山元町にある震災遺構中浜小学校を訪問しました。事前の準備や度重なる偶然によって児童たちが無事に避難することができた経緯を、ガイドの方がお話してくださいました。

3日目浪江町、富岡町、双葉町の現地視察を行いました。震災遺構請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館、廃炉資料館などを見学しました。津波の恐ろしさや、原子力災害がもたらした社会の分断や復興の遅れについて学ぶことができました。

4日目は、小高さくらサロンを訪問して、小高にお住いの方々による震災当時のお話を記録した映像作品をさくらサロンの皆様と一緒に視聴しました。

4日間を通して、震災や原発事故のことを知り、現地の方々とふれあう貴重な機会となりました。現地で経験したこと、感じたことを、多くの人たちに伝えてほしいと思います。

宗教部

Social Share Buttons and Icons powered by Ultimatelysocial