「先生来て、すごいよ!!」
A君とN君が、私の所に真剣な顔をして飛んできました。
「どうした どうした?」
「こっちこっち!!」
二人は園庭のキウイの木の所まで行きました。プラスチックの踏み板がみんな裏返しになっていて、その下の土が覗いています。
「ダンゴムシ!!」A君が大声で叫びました。A君の、あんな大きな声を聞いたのは初めてでした。目を輝かせて教えてくれました。沢山のダンゴムシを発見!!
N君は、「アリさんもいっぱいだよ!!」これも大声でした。
「ありんこさんもダンゴムシさんも元気だね。ありんこさんをよく見てごらん。荷物を運んでお仕事をしているね。」
二人ともしゃがんで、じっと見つめたきりで返事がありません。
「美味しそうなご馳走を自分のお家(巣)まで『ヨイショ、ヨイショ。』って運んでいるんだね。働き者だね。」
そうしたら二人は、
「ヨイショ、ヨイショ」と、沢山の蟻の動きに合わせるように、掛け声をかけ始めました。
興味のある事象をじっくりと観察したり、触ってみたり、試してみたりするのは大切な事です。その経験の中で「もっと知りたい」の気持ちが生まれるのでしょう。
その後も暫く三人でしゃがんで観察していました。
子ども達は園庭の虫探しに夢中です。
さあ夏休みです。1学期、元気に過ごせたことを神様、お家の方に「ありがとう。」をしましょう。そして、暑さに負けず元気に楽しく生活してくださいね。お手伝いも忘れずに。
二学期、元気に会いましょう!!
(清瀬市 東星学園幼稚園)