7月24日から26日まで、群馬県嬬恋村と長野県湯の丸高原へ行ってきました。
初日の朝、大きな荷物を持って登校してくる子どもたち。出発式では、校長大矢先生からお言葉をいただき、保護者の方や先生たちに見送られ、学校を出発しました。
バスの中では、外の景色を楽しんだり、仲良くお喋りしたりして過ごしました。途中、おやつを食べ、その後バスレクをしました。伝言ゲームやマジカルバナナなど、レクリエーション係の児童が事前に考えたゲームをやり、皆とても楽しそうな様子でした。
それから、バスは鬼押出し園に到着し、お昼ご飯を食べてから周辺を散策しました。浅間山の噴火で流れた溶岩が固まってできた大きな岩や高山植物など、皆興味津々な様子で観察していました。「先生、ヒカリゴケ発見したよ!」と教えてくれる子どもたちの目は、とても輝いていました。そして、嬬恋郷土資料館と鎌原観音堂を見学し、自然災害の恐ろしさを実感したとともに、家族の絆や生きていることの幸せについて考える良い機会となりました。
その後、ホテルで開校式をし、周辺でスケッチや俳句作りをしました。子どもたちと一緒に、先生たちも絵を描きます。絵を見に来た子が「先生、上手だね!」と褒めてくれて、とても幸せな気持ちになりました。それから、入浴と夕食を済ませ、一日の終わりには全員でミーティングを行いました。今日一日を振り返ったり、翌日の予定を確認したりして、1日目は幕を閉じました。
翌朝、雲の隙間から青空が見え、鳥のさえずりが聞こえてきました。過ごしやすい気候の中、体操と朝礼を行いました。それから、朝食を食べ、池の平へと向かいます。ここでは、ハードコースとソフトコースに分かれます。ハードコースは山道をひたすら歩き、山を登りました。所々に高山植物があり、お目当てのものを発見した時はとても嬉しそうでした。ソフトコースは、木道を歩き、広場でゆっくりスケッチをしたり俳句を作ったりしました。
その後、合流して三方ヶ峰を登り、昼食場所へと向かいます。お昼ご飯のおにぎりやソフトクリームが、疲れた体に染みわたりました。それから、ホテルへ戻り、スケッチと俳句を完成させた後、皆で室内レクをしました。ジェスチャーゲームや方言クイズなど、レクリエーション係が中心となって盛り上げていました。また、その日の夜は、一人ひとり作った俳句を発表しました。見たことや感じたことを五・七・五に表現していて、どの作品も素晴らしかったです。最後には、先生たちの投票で選ばれた作品の表彰をし、2日目も無事終了しました。
最終日は、全員で湯の丸山を登りました。山道は徐々に急になり、時々吹く風も涼しく感じました。途中、水分をしっかりとりながら、山頂を目指します。「大丈夫?」「頑張れ!」などとお互いに声を掛け合う姿が見られる中、やっと頂上に到着しました。目の前には、浅間山や黒斑山などの山々が広がり、最高の眺めでした。
それから下山をし、待ちに待ったお昼ご飯です。ピリッと辛いカレーは、子どもたちに大人気で、皆よく食べていました。その後の閉校式でホテルの方にきちんとお礼を伝え、バスで学校へと向かいます。疲れて眠っていた子が多く、車内はとても静かでした。学校に到着すると、保護者の方や先生たち、学童に来ている子どもたちが出迎えてくれました。解散式での皆の姿は、3日間の中で一番立派でした。
今回の修学旅行では、事前学習を踏まえ、自然について考えたり観察したりした後、それらをスケッチや俳句で表現しました。また、集団の中で生活することの楽しさや大変さなども感じられたことでしょう。是非、この3日間で得たことや学んだことを、これからの学校生活の中で活かしてほしいです。
東星学園小学校