冬の星座の代表は何といってもオリオン座でしょう。
この時期は、夜8時ごろに南の空に見えるので、大変に観察しやすいです。
このオリオン座は、2020年1月にニュースとなって、全世界を驚かせました。
それは、オリオン座を形作るベテルギウスが暗くなり、「赤い巨星ベテルギウスが超新星爆発を起こすのではないか」(正確には、「640年前に爆発していて、そろそろその光が地球に届くのではないか」:ベテルギウスは地球から640光年離れているため)というものでした。
その後、NHKでもスペシャル番組が放送されましたが、結論としては「超新星爆発を起こす確率は高いが、いつ爆発するかは正確にはわからない」というものでした。爆発すれば、満月ぐらいに光り輝くとのことです。ただ、ベテルギウスは変光星で明るくなったり、暗くなったりするので、今回、暗くなったのは、そのせいではないかということに落ち着いたようです。
また、オリオン座には、M42(メシエ天体42番)オリオン座大星雲があります。
すぐ上のM43が鳥の頭で、M42は鳥が羽を広げたような形をしています。星雲としては大きいので、天体写真入門によく取り上げられる星雲です。(写真は全て自宅ベランダから撮影しました。)
ぜひ、冬休みの間にオリオン座を見てみましょう。
理科主任
[東星学園小学校]