今年は、2月3日が日曜日だったので、
豆まきは2月4日に行いました。
1年生は、鬼がきても負けないように、
自分達で作ったかっこいい鬼のお面をかぶり、
鬼がくるのを教室で待ち構えていました。
心の準備もしていたはずの1年生でしたが、
教室のドアや、窓の方から、
ドドン・ドドンと大きな音がすると、
「キャー。キャー。」と、走って逃げていました。
泣きながら、「鬼は外、福は内。」と言って、
豆を投げている子もいれば、
担任の先生にしがみつき、
鬼を見ないようにしていた子もいました。
2年生は、昨年、鬼を退治したことを覚えていて、
「今年も、鬼に負けないぞ。」
と、言っていました。
「先生、豆まきは1・2年生の生活科の勉強だから、
3年生になったらないよね。今年で最後だよね。」と、
確認に来た子もいました。
2年生の中には、
「鬼はきっと、1階の教室に来るよ。
音楽室は3階だから、音楽の時間には来ないよ。」
と言っていた子もいたので、
音楽室のドアが、ドドン・ドドンと揺れた時、
表情がこわばった子もいました。
鬼をよく観察していた子は、豆まきをした後、
鬼が持っていた桶に、残りの豆をそっと入れていました。
心の鬼を退治した子ども達は、晴れやかな表情で、
床に落ちた豆を掃除していました。
鬼達は、(東星の子ども達は、たくましい。)と思いながら、
鬼ヶ島へ帰っていったのでしょうか。
子ども達が学校の中で、たくましい生活力を発揮できるのは、
保護者の皆様が温かく見守っていてくださるからです。
心から感謝いたします。
【東星学園小学校】