4年生は今、図工で木版画に取り組んでいます。
これから迎える卒業式と入学式で
会場の装飾になる作品です。
テーマは「東星学園小学校の生活」です。
卒業していく6年生には、
6年間の楽しかった出来事を思い出してもらえるように、
また、4月に入学してくる新一年生には、
これから始まる生活を楽しみにしてもらえるように、と
図案を考えました。
広い会場に飾るので、数名で一枚の絵になるよう、
グループでアイディアを出し合って下絵を仕上げました。
版木に転写を終えて、いよいよ彫りです。
彫刻刀を安全に使う持ち方、動かし方を確認して、
黒と白のバランスを考えながら彫っていきます。
一通り彫り終えたら試し刷りです。
ローラーでインクをのせて、バレンで刷って、
ハイ、出来ました。木目が美しく刷れています。
グループで試し刷りを並べ、彫りの具合を確認します。
絵がずれていないかな。
場面の様子が伝わりやすいかな。
そのものらしさはよく表現できているかな。
次回、さらに工夫をこらして彫り進め、本刷りをします。
図工の学習内容は、子どもたちに
身近な行事に関連づけていくことで、
課題への取り組みをより身近に、
豊かになるように工夫しています。
みんなで共有する時間と空間に、
自分の「つくる力」を注ぐことが、
生活をよりよく、健やかなものにしようとする
生き方や生活態度につながっていくことを期待しています。
【東星学園小学校】