7月28日(金)、今年も聖書朝礼員会の夏季研修を行いました。
この夏季研修は毎年、生徒たちが自ら、どのようなテーマで何を学習するか考えます。
今回の夏季研修はテーマを「平和について考える」とし、『明治大学平和教育登戸研究所資料館』を訪れました。
登戸研究所とは、戦前に旧日本陸軍によって開設された研究所で、秘密戦兵器・資材を研究・開発がなされていたところです。
明治大学生田キャンパスの土地には、当時の戦争遺跡がたくさん残されています。
資料館自体も、登戸研究所 第2科が使用していた建物をそのまま保存し、使用しているのだそうです。
館内では、登戸研究所でどのような研究がなされ、それがどのように実際に使用されていったのか、を学びました。
戦争には隠された裏面がある、またどの国の戦争にも「秘密戦」が存在するという事をまざまざと知ることとなりました。
またキャンパス内に当時のまま保存してある、弾薬庫や消火栓、神社や慰霊碑など、詳細に説明を受けながら見学してまわりました。
教科書には載っていない、戦争の裏側を知り、教師生徒ともども驚きの連続でした。
そして過去の戦争を反省するとともに、現在行われている戦争の一刻も早い終結を願わずにはいらせませんでした。
お昼ご飯は、キャンパス内の学食を体験。
大学生に混ざって緊張しながらも、明治大学のおいしい学食をいただき、生徒たちはとてもうれしそうにしていました。
この夏季研修の内容は、今後聖書朝礼委員会がまとめ、クリスマス会などで展示発表をする予定です。
この体験が、生徒たちの平和についての考察を深めていくきっかけになりますように。
宗教部