中学3年国語では俳句について勉強します。
今年度は、休校中にオンライン学習で教科書の俳句の鑑賞をし、学校再開後は俳句の創作をしました。
俳句を作る前に、季節感を味わおうと校内から、カトリック秋津教会までの道をみんなで散策しました。ベトレヘムの園は、長い自粛期間を経て、春を通り抜け初夏になっていました。
暑い日でしたが、それぞれ、中庭のいちょうの木や、修道院の美しい花壇や、実のたくさんついた枇杷の木や梅の木に目を向け、俳句創作の材料を探しました。
一人二句ずつ作った俳句は、ロイロノートに無記名で載せ、鑑賞しました。
そして、良いと思った俳句五句を選び、投票もロイロノートで行いました。
友だちの作った俳句をみんな熱心に鑑賞しました。
同じ道を歩いていても心惹かれるものはそれぞれ、表現の方法もそれぞれで楽しい句会になりました。
そして、票をたくさん集めた句を、「特選・秀逸・佳作」とし、発表・表彰をしました。
特選 課題せず響く怒号と梅雨の雷
秀逸 夏休み夜空を飾る光の雨
あじさいは密です密です危険です
昼時の溶けたアイスに蟻の群れ
まさかだねこの夏マスクつけるとは
したむきの扇子はみどりにいろづいて
佳作 共に行こう車についた蝸牛
新緑を窓越しに見るコロナ禍に
雨雲で濁る青色梅雨の空
若葉ゆれ心が踊る授業中
国語科