7月24日(水)に中高の聖書朝礼委員会と希望者で夏期研修を実施しました。
今年の行き先は国立療養所多摩全生園でした。
最初に訪れたのは、多摩全生園内にあるカトリック教会です。
ここで私たちは、ハンセン病回復者である石山春平さんからお話を聞く機会に恵まれました。
石山さんは、今回の夏期研修を開催するにあたり、わざわざご自宅のある川崎から出向いてくださいました。
そして、当時のご自身の体験を惜しみなく語ってくださいました。
生徒達も教員も、石山さんの心に訴えるお話を、夢中になって聞きました。
最後に、聖書朝礼委員が一生懸命作った、ろうそくとロザリオを石山さんにプレゼントしました。
次に全生園内を、秋津教会主任司祭である天本神父様に案内をして頂きました。
当時、独身男性の入所者の寮であった「旧山吹舎」や、入所者が故郷に思いをはせながら涙した「望郷の丘」、
入所者の方々がお買い物をするショッピングモール、そして現在も入所されている方のお部屋におじゃまさせていただきました。
その後、は「国立ハンセン病資料館」へ行き、ハンセン病について、またハンセン病患者の方々がどのような厳しい扱いを受け、生活をされてきたのかなど学びました。
生徒達はたくさんの歴史的事実を知り、またたくさんの暖かい交流をすることが出来ていたと感じます。
この経験から、それぞれより豊かな人間性を育んで欲しいと祈っています。
今回の研修については、今年のクリスマス会での展示発表を予定しています。
生徒達もきっと頑張って展示準備を行いますので、 ぜひ見にいらしてください。