ようやく学校が再開されます。全く前の通りではありませんが、最初の峠を越えました。しかし、ここまでダラダラとした長い上り坂のマラソンでしたので、こころも体も目に見えない疲労がたまっていると思います。この見えにくいところはウイルスと同じですが、一方で今回のストレスは災害・事件・事故とは影響の表れ方が違います。
学校が再開すると、学校の特徴である「友だちや先生との交流(授業も行事も)」と「フィジカル=ディスタンスを取ること(ソーシャルよりも正確な意味合いになると思います)」という相反する側面をどう両立させるか、という大変むずかしい課題を学校は解決しなければなりません。そのためにチーム学校としての協働が求められていると思います。
学校が再開すると、久しぶりに会えたことがうれしくて、友だち同士大騒ぎするかもしれません。しかし、これでは距離が保てません。だからと言って注意・叱責で終わってしまうと、子どもたちは自然な欲求・感情を抑え込んでしまいます。
学校が再開したのに、元気なくおとなしくしている人がいるかもしれません。これもストレスの表れの場合があります。
おうちの方たちのストレスもとても心配しています。大人も心理面での整理、向き合う、受け入れ、そして発散が必要です。
学校が再開したら、たくさんの制限はある中、明るく楽しく、相手に好意的に語りかける「社交的会話」をお勧めしたいと思います。相談室で受けるご相談も、このようなカウンセリングを心がけて、マラソンの後半を皆さんと走り続けたいと思います。
みなさん、来週学校でお会いしましょう!
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【東星学園相談室】