中学1年生の国語で、ビブリオバトルを開催しました。
今回は、本選での様子をご紹介します。
予選を通過し、本選に進んだのは、8名。
以下の8作品がノミネートされました。
・『バッタを倒しにアフリカへ』
・『宇宙のみなしご』
・『変な家』
・『赤毛のアン』
・『十五少年漂流記』
・『そのときがくるくる』
・『ぼくはつばめのデザイナー』
・『例解新国語辞典』
投票で選ばれたことで、どこか誇らしそうに教室の前方に座る生徒たち。
緊張の面持ちでありながら、一生懸命聴衆に語りかけたり、聴衆の中から一人当ててその子の意見を引き出したり、本の魅力が伝わるように工夫してスピーチを行っていました。
さすが本選に選ばれただけあると思わせるような、ユニークで引き込まれるスピーチ、気持ちが伝わってくるスピーチの数々でした。
本選に進んだ8名のスピーチを経て、どの本が一番「読みたい」「面白そう」と思ったのか、
発表の仕方で印象に残ったのは誰のスピーチか、学年で投票を行いました。
その合計点で競った結果、
中学1年生、今年のチャンプ本は『バッタを倒しにアフリカへ』に決定しました。
ビブリオバトルを終えてどう感じたのか。生徒の声を一部紹介します。
《感想》
・緊張したけど、目を見て真剣に聞いてもらえて嬉しかった。
・自分の「好き」を伝えられてよかったし、いい経験になった。
・明るく楽しく紹介できたし、たくさん笑ったから喉が痛い(笑)
・暗記してたのに飛んじゃって悔しい。アドリブでなんとかしたのも楽しかった。
《学び》
・みんなの伝え方を見ていて、「こんな表現があるんだ」と学びになった。
・おもしろそうな本に出会えた。今度読んでみたい。
・色んな部類の本や考えを知ることができたし、発表者の意外な面を知れた。
・間のとり方、笑顔、共感してもらえる話し方が大事。
「人に伝える難しさ」を経て、「伝わった喜び」を得られたことが何よりの収穫です。
これからも、人に伝えることの意義について考えを深めながら、たくさんの「好き」との出会いを大切に過ごしていってほしいなと思います。
国語科