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ヨゼフ祭『祈りの集い』

2018/04/28(土) 14:24

    本学園では、ヨゼフ祭という、主として中高部を中心とした春の行事を実施しています。
保護者の皆様・お客様向けのプログラムをこのページに画像ファイルで載せますが、中高部に関しては、本日から始まっています。
一般公開はしていないのですが、『祈りの集い』を講堂において厳かに実施しました。
毎年、『祈りの集い』ではテーマを決めており、今年は『ほほえむ』をテーマにしました。
これは、中高部の聖書朝礼委員の生徒が話し合いで決めたものです。
『祈りの集い』の中で、私も校長として講話をするのですが、今回は、アシジの聖フランシスコによる平和を求める祈りと、ほほえみの関係について話しました。
その原稿は少し長すぎたので、実際に話したときには、だいぶ短くしました(それでも、後から中1のある生徒に感想を聴いたら「長かった」と言われました)。

ところで、その原稿を作成するに当たり、昨年の『祈りの集い』ではどんな話をしたのかを思い出すために、原稿のファイルを開いてみました。
すると、うさぎのミフィちゃんの話と『葉っぱのフレディ』の話でした。
この原稿は、もう使うことはないと思うのですが、7年前の東日本大震災のことにも触れていますので、
記憶が風化していかないように、学園のブログに載せることとします。
昨年のヨゼフ祭『祈りの集い』のテーマは『分かち合い』でした。このテーマも記憶に残しておきたいです。

<昨年2017年ヨゼフ祭『祈りの集い』での校長講話-分かち合い->
 今日のこの祈りの集いから、5月1日の創立記念ミサまで、今年もヨゼフ祭が実施されることとなりました。聖書朝礼委員さんたちは、今年の祈りの集いのテーマとして、「分かち合い」という言葉を選んで下さいました。この言葉を聞いて、私はいくつかのことが頭に思い浮かびました。その中から、2つのことを話します。
 1つ目。
  みなさんは、うさぎのミフィちゃんを知っているでしょう?作者であるディック・ブルーナさんは今年(2017年)の2月に亡くなってしまいましたが、そのブルーナーさんは東日本大震災の直後に、特別なミフィのイラストを鉛筆書きで描きました。それは、あまり泣かないミフィが、大粒の涙を、しかも2粒も流している絵でした。そして、そのイラストには「日本のみなさまへ思いを込めて ディック・ブルーナ」という短い言葉が添えられていました。ブルーナーさんはオランダのテレビが伝える日本の惨状を見て、鉛筆をとったのだと思います。
よく、分かち合えば、喜びは2倍に悲しみは半分になるというようなことが語られます。しかし、実際に他者の喜びや悲しみを分かち合うとは難しいことです。なぜなら、どこまでいっても、他者は他者であり自分ではないからです。そんな他者と喜びや悲しみを分かち合うとはどういうことなのかを、特に、悲しみを分かち合うとは、どうすることなのか。あの、大粒の涙を流すミフィちゃんの絵は教えてくれているのではないでしょうか。
 2つ目。
 みんさんの中には『葉っぱのフレディ』という絵本を知っている人もいるでしょう。あの絵本の作者のレオ・バスカリアという人が、こんなことを言っています。「あなたが、多くの人々に、あなたの愛をすべて与えたとしても、自分がもともと持っていた愛はそのままあなたのもとに残る」。繰り返します。「あなたが、多くの人々に、あなたの愛をすべて与えたとしても、自分がもともと持っていた愛はそのままあなたのもとに残る」。与えても残るもの。それが愛の特別な性質です。それどころか与えれば与えるほど、自分の中にも増えていくもの。それが愛です。そして、愛とは、相手を思いやること。相手の思いを分かち合うこと。相手と寄り添うことです。
 今日から4日間のヨゼフ祭を機に、東星学園での皆さんの学園生活が、分かち合い、そして寄り添いに満ちた日々となりますようにと願っています。

東星学園小学校・中学校・高等学校

校長 大矢正則

<以下は今年度のプログラムです。画像をクリックして下さい>

  

 

 

 

 

 

 

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