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第3回学校説明会 校長挨拶

2017/08/26(土) 16:59

本日は、大勢の皆様に、東星学園小学校の学校説明会に、足をお運びいただきまして、誠にありがとうございました。
以下に、本日、皆様に挨拶させていただいた内容を掲載いたします。
次回は、10月2日(月)に第4回目の学校説明会を予定しております。
この日から11月入試の出願受付も開始いたします。

【本日の校長挨拶】
 「わたしの目にあなたは貴い」。これは、聖書の中のイザヤ書という書物の中に書かれている神様からの人間に対するメッセージです。神様が一人称で私たち一人ひとりに対して「貴い」と宣言されています。
 ところが、現在の世界では、お金に換算できる意味で役に立つか立たないかという判断が人の評価の基準となり、貧しい人、働くことのできない人は、人として当然の権利を行使することすら難しい社会が成立しています(日本カトリック司教団『いのちのへのまなざし』)。
 このような今の時代にあっても、いや、このような時代だからこそ、「わたしの目にあなたは貴い」という神様の私たちへのメッセージを受け取り、そして、教育を通して、そのことを子どもたちに伝えてゆくことが重要であり、このことがまた東星学園の存在理由です。
 その伝え方は、もちろん、言葉を正しく使って伝えることも大切と考えますが、言葉がいくら正しくても、そこに人と人の関わりがなければ、伝わるものはないと考えています。ですから、東星学園は人を大事にしますし、人と人との関わりこそが教育の本質であると考えております。
 東星学園には、最新の設備も、豪華な校舎もありません。しかし、子どもが育つ上で必要なものは、そういったもの、つまり、繰り返しになりますが、お金に換算できるものにあるとは考えていません。子どもが成長し、主体性を持ち、幸せになるために必要なことは、まずは、人と人との関わりの中で大切にされる経験です。
 こうして子どもには成長のために必要な安心感が備わります。さらに、大切にされる経験の上に可能となるのが、他者のために貢献するという体験です。貢献感は自己肯定感を高めます。そしてこの自己肯定感の高まりこそが、人に幸福感をもたらします。
 東星学園は清瀬市という小さな町にある小さな学校です。しかし、歴史は長く、清瀬では公立尋常小学校に続いて二つ目にできた学校で、既に80年以上、この地に根付いて家庭的な雰囲気で学校を続けております。この小さな学校では、一人ひとりに役割が与えられます。子どもたちは役割を通して個性を発揮し、個性を受け入れあい、各自が自己肯定感を高め、共同体感覚を身につけてまいります。共同体感覚とは、すなわち、他者への関心のことです(アドラー心理学)。この他者への関心を、体得させることが、教育の最大の目的であると私は考えております。そして、この目的を達成するためには、小学校から高校までの12年一貫教育が大きく有利に働きます。
 「愛の反対は、無関心である」。これはマザー・テレサの言葉ですが、私たちは、子どもたちに、他者に関心を持ってほしい。友だちや教師とたくさん関わってほしい。こうした考えに基づいて、東星学園では、アドミッションポリシーとして、「入学した後、東星の友だちや先生と関わることによって成長し続けることができること」ということを掲げております。入学試験で見るのもこのことです。つまり、私たちは入学試験を、関わりと成長のスタート地点、出会いの場であると考えているのです。
 皆さん、お一人おひとりと入学試験の日に出会えることを心待ちにしております。

※元原稿のため、実際の挨拶とは一部異なる点があることをご了承下さい。

(東星学園小学校・中学校・高等学校 校長 大矢正則)

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